【風の流れ】
ケネディ元大統領・暗殺事件・機密文書・約3000件が新たに公開(10月27日)
ケネディ元大統領の暗殺事件に関する機密文書、約3000件が新たに公開され、新事実が含まれているのか注目されている。
ただ、一部の文書は、トランプ大統領の判断で公開が見送られた。
1963年に、ケネディ元大統領が、南部テキサス州・ダラスで銃撃されて死亡した事件では、元海兵隊員・オズワルド容疑者が逮捕され、調査委員会は単独犯と結論づけた。この事件に関して、捜査資料を含む機密文書は、25年以内に公開すると定められ、順次公開されてきた。トランプ大統領は、期限となる26日、残る文書を原則公開するよう指示した。
これを受けて、国立文書館は、2891件の文書を、ホームページ上で新たに公開した。
ただ、一部の文書について、安全保障上の懸念から公開すべきでないとするCIAなどの要請を受け入れて、今後180日の間に改めて公開の是非を検討するよう指示した。
米国メディアは、オズワルド容疑者と、旧ソビエトやキューバとの関係を巡る捜査記録が含まれていると報じているが、単独犯だとする結論を覆すような情報はないとの見方も出ている。
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