【風の流れ】
中国主権主張の海域で米軍「航行の自由」作戦実施する(10月11日)
米国国防総省の当局者によると、中国が主権を主張する海域の南シナ海のパラセル諸島周辺で10日、米国軍のミサイル駆逐艦「チェイフィー」が「航行の自由」作戦を実施した。
チェイフィーが航行したのは中国が実効支配する2つの島の間に広がる海域で、いずれの島からも12海里以上離れているが中国がこの海域も一方的に主権を主張しているという。
トランプ政権下で「航行の自由」作戦を実施するのはことし8月以来4回目とみられる。
トランプ政権は北朝鮮への対応で中国に協力を求める一方、南シナ海をめぐる問題では妥協しない構えを示しており、今回の作戦も中国の国際法を逸脱した強硬な主張には毅然とした対応をとる姿勢を改めて示す狙いがあるとみられる。
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