【風の流れ】
トランプツイッター・「美しい銅像やモニュメントが撤去悲しい」物議呼ぶ(8月18日)
米国では12日、南部バージニア州で白人至上主義などを掲げるグループと、これに抗議するグループが激しく衝突、死傷者が出た。
この事件を受けて、事件のきっかけになった南北戦争当時に奴隷制を支持した南軍を率いたリー将軍の銅像など、南北戦争に由来する銅像を撤去する動きが広がっている。
これについて、トランプ大統領は17日、ツイッターに“美しい銅像やモニュメントが撤去されることで、私たちの偉大な国の歴史や文化が傷つくのを見るのは悲しい。ばかげている”と書き込み、銅像撤去の動きを批判した。
トランプ大統領は15日も記者団に対し“初代大統領ワシントンと第3代大統領のジェファーソンが奴隷主だったと指摘した。銅像の撤去が建国の父にも広がりかねないと批判していた。
米国ではこれまでも第7代大統領・ジャクソンが奴隷主だったとして銅像撤去求める黒人団体と反対する白人団体が衝突したこともあるが、今回の大統領のツイートは、分断が深まる米国で一方の白人側を擁護した書き込みだとの指摘も出ていて、再び物議を醸しそう。
戻る