【風の流れ】
北朝鮮ミサイル・日本上空を通過し、グアム島周辺に着弾計画(8月10日)
朝鮮中央通信によると、弾道ミサイルの運用を担当する北朝鮮・戦略軍司令官は、中距離弾道ミサイル「火星12」4発を同時に、グアム島周辺に向けて発射する計画を検討していることを明らかにした。
計画によるとミサイルは、島根県、広島県、高知県など日本上空を通過し、グアム島周辺30~40キロの水域に着弾する予定となる。
また、今月中旬までに計画の最終案を完成させ、金正恩朝鮮労働党委員長に報告し、発射の命令を待つことになると表明した。
これに対し、小野寺防衛大臣は先ほど、国会の閉会中審査(衆議院・安全保障委員会)で、「防衛省自衛隊は万が一の事態に備え、日頃からしっかりとした態勢を整えている」と述べた。
北朝鮮が挑発をエスカレートさせていることに米国のトランプ政権はいらだちを強めている。
トランプ大統領は9日、「現在の米国の核戦力は過去最強。できれば使わずに済むことを願う」とツイッターでつぶやき、核兵器の使用も辞さない強い姿勢をみせて、北朝鮮をけん制した。
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