【風の流れ】
トランプ氏・米国大統領として初めて「嘆きの壁」訪問(5月23日)
中東を歴訪中の米国・トランプ大統領は現職の米国大統領として初めてイスラエルにあるユダヤ教の聖地「嘆きの壁」を訪れた。
これまで米国とヨーロッパの首脳は政治的配慮から慎重な態度をとってきた。
トランプ大統領は現地入りしてからすぐにエルサレム旧市街のキリストの墓のある教会を訪れた後、「嘆きの壁」に足を運んだ。
午後にはネタニヤフ首相と会談した。
トランプ大統領はパレスチナ問題には深入りせず2009年以来、中断している和平交渉を再開するためにイスラエル側とパレスチナ自治政府側が交渉の席に着く必要があるとだけ話した。続いてイラン核開発計画が中東地域の安定に及ぼす悪影響について触れた。イスラエルにとっては国の存続を左右しかねない戦略的脅威となっている。
トランプ大統領はイラン政府に対して中近東地域で活動する民兵や武装組織への支援を停止するよう要請した。
イラン・ロウハニ大統領は非難を交わしイランは中東地域の安定のため貢献していると話した。トランプ大統領は23日、ベツレヘムでパレスチナ・アッバス議長と会談予定である。
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