ＩＯＣバッハ会長・東京五輪開催に強い自信（11月17日）
東京オリンピック開幕まで２５０日を切った１５日午後、ＩＯＣのバッハ会長が来日した。五輪開催の延期決定後では初めての来日となる。チャーター機で羽田空港に到着後、新型コロナウイルスの検査を受けた会長は記者団に「日本とは親密で強い協力関係と友情がある。すべての困難を乗り越えられる」と自信を語った。
翌１６日には菅首相と会談。意見交換を行い、「今回の大会はコロナ後の世界において人類の連帯と結束力を表すシンボルにすることができる」と意義を強調する会長に対し、首相も「安全安心な大会の実現に向け今後とも緊密に連携していくことで一致した」と成果を語った。...
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東京オリンピック開幕まで２５０日を切った１５日午後、ＩＯＣのバッハ会長が来日した。五輪開催の延期決定後では初めての来日となる。チャーター機で羽田空港に到着後、新型コロナウイルスの検査を受けた会長は記者団に「日本とは親密で強い協力関係と友情がある。すべての困難を乗り越えられる」と自信を語った。
翌１６日には菅首相と会談。意見交換を行い、「今回の大会はコロナ後の世界において人類の連帯と結束力を表すシンボルにすることができる」と意義を強調する会長に対し、首相も「安全安心な大会の実現に向け今後とも緊密に連携していくことで一致した」と成果を語った。その後、大会組織委員会・森喜朗会長と会食。東京都の小池知事らとも会談をこなした。
バッハ会長が高く評価したのが、先週東京で行われた体操の国際大会「友情と絆の大会」。アメリカ、中国、ロシアの各国選手団は自国で２週間の隔離生活後に来日。会場入りの際には検温、全身をミスト消毒など“バブル”と呼ばれる万全の感染対策をとっていた。コロナ禍での感染症対策としては最高レベルの対策が取られ、五輪開催時のテストケースとしても注目を集めた。
課題は観客を入れて開催するかどうか。それに対してバッハ会長は「有効なワクチンが開発された場合、なるべく多くの外国人アスリートや外国人客が、入国する前に予防接種を受けられるよう最大限の努力をする」とＰＲした。
ＩＯＣ、組織委員会共に入場料収入は何としても確保したい財源。来年３月のＩＯＣ会長選挙で２期目を目指すバッハ会長にとっては、自らの来日により東京大会の開催成功へのアピールにつなげたい思惑もあるだろう。この４日間の滞在で「トンネルの先の光明」への期待を全世界に示すことが出来るだろうか。
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ＰＳ１２連勝でホークスが日本シリーズ進出へ（11月16日）
パ・リーグクライマックスシリーズ第２戦・福岡ソフトバンクホークスが千葉ロッテマリーンズを下し２連勝。アドバンテージの１勝を加えて４年連続の日本シリーズ進出を決めた。
１戦目はエース千賀をマウンドに送り出したホークスだったが、２回にマリーンズの若き主砲・安田に先制の２ランを浴びてしまう。一方マリーンズの先発はホークスキラーの美馬。今季唯一ホークスに勝ち越しているマリーンズにとって得意の先行逃げ切りのパターンだったが、６回に美馬から東條にスイッチ。...
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パ・リーグクライマックスシリーズ第２戦・福岡ソフトバンクホークスが千葉ロッテマリーンズを下し２連勝。アドバンテージの１勝を加えて４年連続の日本シリーズ進出を決めた。
１戦目はエース千賀をマウンドに送り出したホークスだったが、２回にマリーンズの若き主砲・安田に先制の２ランを浴びてしまう。一方マリーンズの先発はホークスキラーの美馬。今季唯一ホークスに勝ち越しているマリーンズにとって得意の先行逃げ切りのパターンだったが、６回に美馬から東條にスイッチ。これが裏目となり１点を返されると、３番手唐川が牧原をゲッツーに打ち取ったかに思えた当たりを一塁手・井上が捕球ミス。同点のホームを踏まれてしまった。８回、ホークスは５番手の澤村を攻め決勝点を挙げ、逆転勝ちを収めた。
そして迎えた第２戦。王手をかけたホークスに対し、後がなくなったマリーンズはチェンに試合を託す。ホーク先発の東浜は初回につかまり、ＣＳ絶好調の安田に先制の２点タイムリーを浴びると、さらに１点を失い前日に続き序盤から追いかける試合展開に。だがこの試合で伏兵・中村晃が大活躍。２回に２ランホームランで追撃の狼煙を上げると、４回にまるでリプレーを見るかのような２ランを右翼スタンドにたたき込んで逆転に成功する。その後も追加点を重ね２点差で迎えた最終回。マリーンズも必死に粘りを見せ一死満塁と抑えの森を攻めたてるが、反撃もここまで。終わってみれば２試合とも接戦ながらホークスの勝負強さが際立った。
「４連覇できるよう頑張っていきたいと思いますので応援よろしくお願いします」とファンの前で誓った工藤監督。パリーグでは未だ達成されたことのない４年連続日本一に挑む事となる。
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セ・リーグ全日程終了・好記録続出の２０２０（11月15日）
プロ野球は１４日の横浜スタジアムの試合でセ・リーグも全日程を終了。ベイスターズがジャイアンツにサヨナラ勝ちし、今季限りで退任が決まっているラミレス監督が有終の美を飾った。確定した投打のタイトルを確認してみたい。
打撃部門はこの最終戦の両チームのメンバーが顔を連ねる。打率.３２８で初の首位打者のタイトルに輝いたのはベイスターズの佐野恵太。梶谷隆幸は最終戦にスタメン出場したが２打数ノ―ヒットで交代して２位をキープし横浜勢の１・２フィニッシュとなった。...
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プロ野球は１４日の横浜スタジアムの試合でセ・リーグも全日程を終了。ベイスターズがジャイアンツにサヨナラ勝ちし、今季限りで退任が決まっているラミレス監督が有終の美を飾った。確定した投打のタイトルを確認してみたい。
打撃部門はこの最終戦の両チームのメンバーが顔を連ねる。打率.３２８で初の首位打者のタイトルに輝いたのはベイスターズの佐野恵太。梶谷隆幸は最終戦にスタメン出場したが２打数ノ―ヒットで交代して２位をキープし横浜勢の１・２フィニッシュとなった。対するジャイアンツの岡本和真は本塁打（３１本）、打点（９７点）で二冠を達成。ともにスワローズ・村上宗隆（２位）、タイガース・大山 悠輔（３位）を抑えての初のタイトル獲得となった。２４歳以下での２冠達成は松井秀樹以来の快挙となる。
投手部門は同じくジャイアンツの菅野智之が最多勝、最高勝率の二冠に輝いた。開幕戦からの１３連勝で勝率は.８７５をマークした。セ・リーグで８割７分超えは２００９年のゴンザレス以来。リーグ史上４位の好記録となる。
最優秀防御率は２年連続でドラゴンズの大野雄大だ。昨季の２．５８を大きく上回る１．８２を記録。大野は自身初の奪三振王のタイトルも獲得している。最多セーブはタイガースの守護神・スアレス（２５）。最優秀中継ぎはドラゴンズの祖父江大輔、福敬登にスワローズ清水昇の３名が３０ホールドで並んだ。
タイトル以外で特筆すべきはカープ・菊池涼介によるシーズン無失策達成。１０６試合・５０３守備機会を無失策で終えた。二塁手の守備率１０割は両リーグ通じて史上初の偉業となった。
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二大関が休場のなか復活した力士が本領を発揮（11月13日）
大相撲１１月場所は序盤戦を終え、全勝は早くも四力士のみとなっている。注目を集めていた新大関・正代は三日目、土俵下に落ちた際に左足首を痛め、五日目から休場することになった。このままだと来年の初場所はいきなり角番を迎えることになるが、診断結果は左遠位脛腓靭帯損傷で約３週間の安静加療を要する見込みとのことだ。四日目には負傷した足首を厳重にテーピングで固めて出場したが、全く踏ん張ることができず平幕・大栄翔に敗れていることからも再出場は厳しいかもしれない。...
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大相撲１１月場所は序盤戦を終え、全勝は早くも四力士のみとなっている。注目を集めていた新大関・正代は三日目、土俵下に落ちた際に左足首を痛め、五日目から休場することになった。このままだと来年の初場所はいきなり角番を迎えることになるが、診断結果は左遠位脛腓靭帯損傷で約３週間の安静加療を要する見込みとのことだ。四日目には負傷した足首を厳重にテーピングで固めて出場したが、全く踏ん張ることができず平幕・大栄翔に敗れていることからも再出場は厳しいかもしれない。正代の休場は平成２６年春場所の初土俵以来初めてとなる。
今場所は初日から白鵬と鶴竜の両横綱が休場しているが、西大関・朝乃山も初日の取組で右肩を痛め三日目から休場に。右肩三角筋挫傷で約４週間の治療が必要との診断を受けている。朝乃山も休場は平成２８年春の初土俵以来初のことだ。五日目にして５人の横綱、大関のうち４人が休場する異常事態となってしまった。
“一人大関“となった貴景勝は大栄翔を電車道で一蹴し無傷の五連勝。会心の相撲にも本人は「今日は今日、集中して。明日に集中していきたい」といたって冷静。彼もまた新大関の場所中にけがで途中休場し、中日から強行出場したものの相撲にならず負け越し。かえって悪化させて翌場所も全休、二場所目にして大関陥落となった経験を持っている。それだけに、正代らの休場に「怪我はしょうがない。休みたくて休んでいる訳じゃない」と気遣う言葉を見せた。
全勝組のなかで最も勢いを感じさせるのは元大瀬・照ノ富士だろう。五日目は全勝対決となった今場所好調の北勝富士を上手投げで豪快に土俵中央に投げ捨てた。引き付けで北勝富士の巨体が浮き上がるような力強さだった。けがに苦しみ地獄を見た元大関が全盛期の強さを取り戻しつつある。既に休場前の朝乃山を一方的な相撲で下しているが、上位陣が姿を消すなか、どこまでその強さを発揮するか見ものである。
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【速報】ダル＆マエケン、サイ・ヤング賞逃す（11月12日）
日本人初の栄誉なるか？と大きな注目を集めたＭＬＢの年間最優秀投手に贈られるサイ・ヤング賞。今年はナショナルリーグでダルビッシュ有投手、アメリカンリーグで前田健太投手がそれぞれ３人の最終候補に残っていたが１２日（現地時間１１日）、ア・リーグはインディアンスの右腕シェーン・ビーバー、ナ・リーグは最優秀防御率のレバー・バウアーの受賞が発表。残念ながら日本投手初の快挙とはならなかった。
この賞の由来となっているサイ・ヤングは歴代最多の通算５１１勝をあげるなど戦前に活躍したアメリカの野球殿堂入り投手。...
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日本人初の栄誉なるか？と大きな注目を集めたＭＬＢの年間最優秀投手に贈られるサイ・ヤング賞。今年はナショナルリーグでダルビッシュ有投手、アメリカンリーグで前田健太投手がそれぞれ３人の最終候補に残っていたが１２日（現地時間１１日）、ア・リーグはインディアンスの右腕シェーン・ビーバー、ナ・リーグは最優秀防御率のレバー・バウアーの受賞が発表。残念ながら日本投手初の快挙とはならなかった。
この賞の由来となっているサイ・ヤングは歴代最多の通算５１１勝をあげるなど戦前に活躍したアメリカの野球殿堂入り投手。本名デントン・トゥルー・ヤング（１８６７－１９５５）という。「サイ」はニックネームの「サイクロン（Ｃｙｃｌｏｎｅ）」を略したもので、まるでサイクロンのようだと評されたその剛速球に由来する。サイ・ヤング賞は彼の亡くなった翌年から、その栄誉を讃えてそのシーズン最高の活躍をした各リーグの投手に贈られている。今年で６６回目となる歴史ある賞である。
受賞者は全米野球記者協会の記者の投票で決まるが、今年は新型コロナウイルスの影響でシーズンが短縮され、投票する記者の取材も制限されていた。投票の結果、前田は２位。ダルビッシュは３位だった。ダルビッシュは前日の自身のＴｗｉｔｔｅｒで「結局3位って気がしてる。。」（原文ママ）と心境をつづっていたが、残念ながらその予感は的中してしまった。
これまでサイ・ヤング賞にノミネートされた日本人選手は７人。野茂秀雄や今季引退した岩隈久志も最終選考に名を連ねたが受賞には至っていない。今回の前田の２位は過去最高となった。
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