【時流】
トランプ大統領・中国を押しまくる(4月8日)
米国のトランプ大統領と中国の習近平国家主席は初めての首脳会談で核とミサイルの開発を加速させる北朝鮮への対応について、朝鮮半島の非核化に向けて努力していく事を確認するとともに、トランプ大統領は中国が行動しないのであれば、米国は単独で行動する用意があると伝え制裁の強化を迫った。
今回の米中首脳会談の最大の焦点は弾道ミサイルの発射を繰り返し、核実験を実施する兆候もみられる北朝鮮への対応にあった。
記者会見したティラーソン国務長官によると「両首脳は協力を深め朝鮮半島の非核化へ努力を確認した」と述べた。
さらに、会談でトランプ大統領は東シナ海、南シナ海での中国の海洋進出の動きやサイバー空間での情報の不正取得について中国側に懸念を伝えるとともに、貿易や投資などの分野で公正な競争実現を求めた。
この他、今回の首脳会談では習主席の招待でトランプ大統領が訪中する事や外交安全保障、経済全般、法の執行、サイバーセキュリティなど4分野で対話の枠組みを設ける事で一致した。
今回の米中首脳会談では、トランプ大統領の判断で、急遽「シリアへのミサイル攻撃を敢行した」ことにより、軍事行動も躊躇しない姿勢を示した米国が一方的に押しまくったという印象が強く残った。
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