【時流】
米中首脳会談・その落としどころは・・・(3月31日)
米国時間30日にトランプ米大統領はツイッターで、「来週の中国との会談は、貿易赤字をこれ以上耐えられない故に難航するだろう」と発信している。
また中国外務省は習近平国家主席が来月フロリダ州を訪れ、トランプ大統領と初めての首脳会談を行うと発表。会談では北朝鮮への対応が主要な議題になるとみられ、北朝鮮の核開発を制止するため役割を果たすよう迫るトランプ大統領に対し、習近平国家主席がどのように応えるのか注目される。
トランプ大統領とは貿易や為替の問題についても話し合われる見込みで、中国外務省の陸報道官は「両国の経済貿易関係の本質はウィンウィンだ」との声明を出している。
この会談の焦点は二つあり、米国の巨大な対中貿易赤字をどう解消してゆくかであり、もう一つは安全保障の問題として、北朝鮮の脅威に対しどう対処するか、加えて中国の南シナ海への海洋進出についてになる見通しである。
どれも重い問題で、簡単には片付くわけがなく、今回は双方腹の探り合いになると思われる。
ただ、トランプ大統領がどこまで、中国の言い分に対して我慢ができるか、また習近平主席の対応が大きなカギになると考えられる。
戻る