【時流】
トランプ氏との「運命共同体」を選択した安倍首相(2月13日)
12日早朝、突然北朝鮮がミサイルの発射を行った。
トランプ大統領のフロリダの別荘で夕食を共にしていた安倍首相だが、夕食の席を立ち、直ちに共同声明を発表した。トランプ大統領はその会見で「100%日本を守る」と明言した。
同日安倍首相はトランプ大統領との首脳会談など一連の外交日程を終え、訪問先の米国・フロリダ州を出発した。今回の訪問で安倍首相は海外の首脳としては初めてトランプ大統領から別荘に招待を受け、一緒にゴルフをプレイするなど異例の厚遇を受けた。両首脳は会談で経済関係や日米同盟を強化する方針を確認した他、ロシアや中国、北朝鮮などの国際情勢に関する意見交換をするなど濃密な時間を過ごした。
日本側が事前に一番懸念していたのはトランプ大統領から貿易や安全保障問題などで直接注文がつくことだった。しかし安倍首相は周辺に「全くなかった」と話していることで日本政府は大成功だったと評価している。
一方米国内では厳しい見方も出ている。米国メディアからは「こんなに大統領におべっかを使う首脳は見たことがない」という声が出ている。
地元局の記者は「仲良くなりすぎたことでトランプ大統領を今後批判しづらくなった」と警鐘を鳴らした。
また、安倍政権はトランプ大統領と共に歩んで行くしか、選択肢がない状態になってしまった。
ヨーロッパを含めて、トランプ氏に批判が強い中、安倍首相は一つの狭い道を決断してしまったとも言える。
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