【時流】
米国の東アジア防衛政策は・・・(1月31日)
トランプ米大統領は韓国でパククネ大統領の職務を代行するファンギョアン首相と約30分間、就任後初めて電話で会談した。
米国政府によるとトランプ大統領は“米国軍が韓国を防衛していく”と繰り返し述べた。その上でトランプ大統領とファンギョアン首相は北朝鮮の脅威に対抗するため米国軍と韓国軍の能力を強化することを確認したとしている。
また韓国政府によるとファンギョアン首相が“北朝鮮が挑発行為を行った場合、強い姿勢で対応していくこと”を呼びかけたのに対しトランプ大統領は共感を示し“米国は北朝鮮の問題について100%韓国と共にある”と述べた。
北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験の可能性をチラつかせる中、米国のマティス国防長官が明後日2日から韓国を訪問しハンミング国防相と会談する予定になっており、北朝鮮の核やミサイルの開発への対応などについても意見を交わすものとみられる。
マティス国防長官は、その後来日し、安倍首相と稲田防衛大臣と会談する予定である。
日本政府の最大の関心事は「尖閣諸島」が日米安保条約の範囲であるとの言質をマティス氏から明確に取りたい考えである。
更に、北朝鮮の核やミサイル開発にどう対応してゆくか詰めた議論が期待されている。
更に、米軍の駐日費用の負担増の問題や日本の防衛費がGDPの約1%しかないことから、大幅に増額するよう迫る可能性もある。
重要な「日米防衛会談」となる。
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