【時流】
電話会談に漕ぎ着けた米墨首脳、そして日米(1月28日)
1日前に突然キャンセルした米墨首脳会談であったが、27日トランプ大統領とメキシコ・ペニャニエト大統領は電話で1時間会談を行った。メキシコ政府は米国が建設する壁について再び公に話すことはないとしている。
トランプ大統領はペニャニエト大統領との電話会談について英国・メイ首相との共同記者会見で触れ、大統領はペニャニエト大統領との会談は良い会談だったとしている。
同日、トランプ大統領とメイ首相は英国のEU(ヨーロッパ連合)離脱を見すえた2国間の貿易協定などについて協議をし、メイ首相は、トランプ大統領が費用負担などをめぐり厳しい見方を示してきたNATO(北大西洋条約機構)について、100%支持することを確認したと強調した。
一方、ロシアとの関係については、トランプ大統領が「制裁をどうするか話すのは時期尚早。ロシアと協力な関係を築けばすばらしい財産となる」と述べたのに対し、メイ首相は、ロシアがウクライナ情勢をめぐり停戦合意を完全履行するまで制裁は継続すべきと主張し、立場の違いが改めて浮き彫りになった。
トランプ大統領は「米国と英国の特別な関係は、正義や平和において歴史上偉大な力の1つだ」とし、メイ首相は「米国と英国の貿易協定は両国の国益になると確信している」と述べた。
また、日本時間で28日夜、安倍首相とトランプ大統領の電話会談が予定され、安倍首相との首脳会談の日取りやそのテーマも協議される注目の会談になる。
米国とメキシコの共同声明については大統領公式ツイッターをご参照ください。
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