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特集 時流
2017年04月25日(火)
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【時流】
就任演説からみる・もう一つのトランプ考(1月21日)

第45代米国大統領にトランプ氏が就任した。 この就任式に米国をはじめとしたメディアの動員はすさまじい限りである。 米国メディアにもたらされる、このイベントによる収入は相当の額になるという。 そうしたメディアが報道する「トランプ大統領」の評価は、あまり芳しくない。例えば「選挙キャンペーンの続きを見ているようだ」とか「民主党の議員60人以上が欠席する前代未聞の就任式」だとかの否定的なものが多い。 確かに、就任式の演説としては、選挙中のスローガンを焼き直しているようにみえなくもない。しかしよく聞いてみるとトランプ氏言う「今までの大統領(政治家)がやってこなかった」ことをやるんだという、所謂「チェンジさせる(変える)」という考え方が伝わってこないわけではない。 即ち、「中流の米国民の利益(雇用)の流出を抑え、米国を蘇らせる」というポイントである。今世界の多くの国で中流層の崩壊が起こっている。格差の極端な広がりと一握りの超資産家による富の集中が進んでいることである。ここにポイントを置き米国の経済的利益を最大にしようとするのであれば、一つの新しい政治活動と言えるかもしれない。 だが一つ疑問が沸いてくる。それはトランプ氏や多くの「閣僚」が超資産家であることである。トランプ氏に言わせれば「成功した者の社会奉仕」だと答えるかもしれない。 もう一つ興味深い政策は、「不法移民を許さない」という考え方である。この点、日本は優等生である。四方海に囲まれているという利点もあるので一概に評価もできないが、良くても悪くても不法移民に対して厳しい国である。米国に話を戻せば、「移民国家である米国が、そろそろ熟成した国家に成ろうとしている」のではないだろうか。 ここで挙げた点は、一部ではあるが「トランプ氏の政治的思想」を米国有権者の半数近くが直感的に感じているのではないかと考えることに無理があるのであろうか。


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