【時流】
台湾代表団ワシントンに到着(1月20日)
現地の報道によると、17日午後遅く5人程度の台湾代表団はワシントンに到着したと報じている。
向かう先は、トランプ氏が大統領就任演説を行う議会議事堂西正面とみられる。
現在のところ、中国政府は表向きには報道官が米国に参加許可を出さないように声明を出しているだけのようだ。
「一つの中国」が核心的利益と考えて行動してきた中国の動きも、今回の台湾の動きについては、表面的には驚くような反応はしていない様子である。
中国は、トランプ氏に対して激しい反発の姿勢を取らずに、今後のトランプ氏の動きを注視して行こうという方針にしているのか、不思議な雰囲気である。
今後中国によるトランプ政権との激しいやり取りや軍事的デモンストレーションが行われないとも限らない。
台湾の今回の就任式への参加は、中国にとって頭の痛い問題を抱えることになると思われる。
即ち、トランプ氏が中国と交渉する際に、必ず「一つの中国を認めない」というカードを胸のポケットに入れているという事になる。
中国にとってはかなりなダメージになると思われる。
20日の就任式では、表面的には目立たないが、実は相当重い事実がその裏に隠されていると言ったことも相当数ありそうだ。
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