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2024年04月26日(金)
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【時流】
安倍首相の「南シナ海」4か国訪問の意味は(1月16日)

今週末、1月20日にトランプ氏が第45代米国大統領に就任する。
トランプ氏を巡っては、その前哨戦となる「メデイア」との鍔迫り合いが極めて大きな話題となっている。

その最中、安倍首相は南シナ海をぐるりと囲むように「4か国訪問」をしている。
フィリピン、オーストラリア、インドネシア、ベトナムの4か国である。



15日のインドネシアとの会談の中で両首脳は、南シナ海をめぐる問題について“地域の平和と安定に直結する国際社会全体の関心事項だ”として「中国が海洋進出を強めている」ことを念頭に法の支配や紛争の平和的解決の重要性を確認した。そして安全保障面での協力を強化していくため外務・防衛の閣僚協議「2+2」を年内にジャカルタで開催することで合意し安倍総理大臣は防衛装備品や技術の移転を促進する協定の締結に向けた交渉を加速させる考えを示した。

さらに安倍首相は漁船の操業などをめぐって中国との間で緊張が高まっている南シナ海のナトゥナ諸島の開発に対する協力を表明するとともに鉄道の高速化などのインフラ整備のほか海上保安能力の構築やテロ対策への支援を強化する方針を示した。ジョコ大統領は“安倍総理大臣と手を携えて政治、治安、経済、社会、文化の分野で協力を強めていく”と述べた。

安倍首相は、トランプ氏の安全保障政策や南シナ海に対する具体的な方針が見えない中、米中の狭間にいる日本の首相として、「安全保障」と「産業・経済支援」を一対にした外交政策を「南シナ海」を囲むように展開している。


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