【時流】
世界はトランプ中心に回り始めている(1月10日)
米国・デトロイトで開かれているモーターショーでは、米国内で展開している自動車メーカーのビック3のトップが、相次いで次のように米国での生産増強を中心に説明に追われた。
トランプ次期米大統領にメキシコ工場の建設計画を批判されているトヨタ自動車・豊田章男社長は9日、、米国で今後5年間に100億ドル(約1兆1600億円)を投資する計画になっていることを明らかにした。その上で豊田氏はトヨタの世界最大の工場が米国にあることを説明した上で、トヨタの開発や生産、販売に携わる人は全米で13万6000人に上るとして米国経済に貢献していることを強調した。
一方、同じくトランプ批判にさらされているGM・メアリーパーラー会長兼CEOは「メキシコの生産計画の変更はないとし米国経済を支えるビジネスを目指すが同時に世界企業として展開する」と説明した。ミシガン州で生産しているGMシボレートラバースを発表し、さらにトランプ政権に規制緩和や税制優遇などを働きかけると主張した。
一足先にメキシコの工場移転計画を撤回しトランプ攻撃をいち早くかわしたフォードのマークフィールズ社長は記者からの質問攻めも軽くかわし余裕を見せた。
因みに米国の高級車トップ3年間販売台数、メルセデスベンツ34万台、レクサス33万台、BMW31万台となっている。
どうも、生産台数や販売台数が多い車種を持っているメーカーが狙われているようにも見える。
ドイツ勢は現在のところ、今後の展開について表明していないが、こうなると注目が集まることになる。
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