【時流】
トランプ氏・プーチン氏からの新年の挨拶状公表する(12月24日)
23日、トランプ次期米大統領は、プーチンロシア大統領からの「クリスマスと新年の挨拶状」に「大統領に就任した後、建設的かつ現実的な方法で2国間協力の枠組みを修復できるよう取り組みたい」としたためてあったと公表した。
トランプ氏は、「プーチン氏の考えは正しく、米ロがこの思いの方向で行動できることを望む」とする声明を出した。
オバマ大統領は、クリミア半島問題やシリアのアサド政権を支援していることを巡って、プーチン氏と対立してきたが、トランプ氏は米ロの関係改善が必要だと強調し、大統領選勝利後に電話で会談し、対話を進めることで一致していた。
しかし、トランプ氏は22日に核戦力強化、拡大でロシアに対抗する考えも公表し、その直後にこの手紙の内容を明かしたのは、「関係の改善の意欲はある」との考えをプーチンン氏に伝える為であるとも考えられる。
いずれにしろ、米ロ即ちトランプ氏とプーチン氏による「米ロの力くらべ」の火蓋は切られたと見るべきで、強気なこの二人によって動く国際情勢は、当分予測が難しい状態になると警戒してゆかなければならない。
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