【時流】
南北首脳会談・共同宣言に署名・その内容は(9月19日)
今回の会談で最も注目されたのは、北朝鮮・キムジョンウン朝鮮労働党委員長が非核化に関して具体的な措置をとると表明するかどうかだった。
キム委員長は米国の相応の措置に従ってニョンビョンにある核施設についても追加的な措置をとると表明した、とムン大統領は述べた。
これが、共同宣言の中に明記されているのか、発言として出たのかは不明である。「相応の措置」というのが何を指すのか。米国の出方によって、北朝鮮も対応するという意味とみられる。
「追加的措置」というのが、核開発の最大の拠点であるニョンビョンの核施設を閉鎖するという意味なのか、あるいは査察を受けるという意味なのか、いろいろな解釈ができる。これを、米国・トランプ政権がどう評価するのかが焦点となる。
戻る