米国国防総省は米朝首脳会談を受けて米韓合同軍事演習など３つの演習を中止していた。

米国・マティス国防長官は先の米朝首脳会談を受けて中止していた米韓合同軍事演習についてさらなる演習を中止する予定はないと述べ、北朝鮮の非核化をめぐる米朝の協議が難航する中、演習を再開する可能性を示唆した。

マティス国防長官は「シンガポールの首脳会談の結果を受けた誠意ある措置としていくつかの大規模演習を中止した」とコメントした。

トランプ大統領は北朝鮮の非核化に十分な進展はないとポンペイオ国務長官の訪朝を中止するなど米国では北朝鮮の非核化に懐疑的な見方が広がっている。

マティス国防長官としてが演習再開の可能性を示唆することで北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられる。