【時流】
トルコ通貨・リラ下落・世界の市場に波及(8月14日)
きのう東京株式市場にも影響を及ぼしたトルコ通貨・リラの下落。世界にも影響がでている。
きっかけは米国人牧師の拘束に反発した米国・トランプ大統領がトルコからの鉄鋼製品など関税引き上げを決定したことだった。
週明けも下落が止まらず、オセアニア市場で最安値を更新した。
通貨リラが急落しているトルコでは市民生活でも影響が出ている。
イスタンブールのリラの変動が激しすぎて値段が決められず、窓口が開かないところが相次ぐなど混乱が広がっている。
昨日の東京株式市場では日経平均株価の終値はおよそ1カ月ぶりに2万2000円を割り込むなどアジア各地で株価が下落した。
ニューヨーク市場はダウ平均株価の終値は先週末に比べ125ドル余値下がっている。
元々はトルコ・エルドアン大統領の強権的な政治に反発してリラは急落していたが、ここまで下がるのは異常である。
ドルに対してリラの価値は半減している。
他の新興国の通貨が下落すると影響は測りかねない。
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