【時流】
米国メディア・北朝鮮が核ミサイル開発継続(7月3日)
米国の有力紙ウォールストリートジャーナルの電子版は1日、米国の研究所が北朝鮮の最新の衛星写真を分析した結果、首脳会談とほぼ同時期に東部ハムンにあるミサイル製造施設で大規模な拡張工事が完了したことが分かったと伝えた。
この施設では弾道ミサイルの固形燃料などを製造しているとされ、分析にあたった専門家は北朝鮮が核ミサイル開発をやめるつもりがないことを示していると指摘した。
また1日付けのワシントンポストは、首脳会談後に得られた情報から北朝鮮が保有している核兵器の一部を隠そうとしている可能性があると伝えた。
これに先立ちNBCテレビも情報当局者の話として、北朝鮮が複数の施設で兵器用の核燃料を秘密裏に増産していると指摘している。
先月の米朝首脳会談を受けトランプ政権は北朝鮮の完全な非核化に意欲を示しているが、米国のメディアからは非核化に懐疑的な見方が相次いでいて米朝の交渉の行方が注目されている。
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