【時流】
G7サミット開幕・協調姿勢示せるか(6月9日)
G7サミット・主要7カ国首脳会議がカナダで開幕した。
2日間の日程で行われ、初日は各国首脳が世界経済、自由貿易をテーマに討議。昼食会ではそれぞれの首脳が各国の経済政策を紹介した。
安倍総理大臣はTPP・EPAを通じウィン・ウィンの関係を築き経済成長につなげていくと述べたという。
昼食会では当初自由貿易をテーマにした討議が予定されていたが、議長のトルドー首相から次セッションで本格的に議論するよう提案された。
このセッションで安倍首相は“貿易制限措置の欧州は世界経済に負の影響をもたらし、どの国の利益にもならない”という日本の立場を訴えたとみられる。
また各国の首脳は米朝首脳会談を来週に控え北朝鮮情勢への対応をめぐっても意見を交わすことにしている。今回のG7の先立って行われたG7財務相・中央銀行総裁会議では米国・トランプ政権によよる鉄鋼製品などの輸入制限に対して他の6カ国が激しく反発した。カナダやEUが対抗措置をとる方針を示す。
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