【時流】
G7会議・鉄鋼製品など高い関税・米国への反発相次ぐ(6月2日)
カナダで開催されているG7財務相中央銀行総裁会議はトランプ政権がEU、カナダの鉄鋼製品などにも高い関税を課すことを決定したことが焦点となった。
麻生副総理兼財務大臣が米国への反発が相次いだことを明らかにした上でトランプ政権に冷静な対応を求めた。
麻生副総理兼財務大臣は「極めて遺憾なこと。米国で輸入自動車に関する調査が開始されているが一方的、保護主義的な措置による内向きな政策はどの国の利益にもならない。」と述べた。
米国の措置に対してはG7内で激しい反発が起き、EUはWTO(世界貿易機関)に訴えを起こす手続きを始めた上米国からの輸入品に報復関税を課すと発表し貿易摩擦の懸念が強まっている。
EUで貿易政策を担当するマルムストローム委員は厳しい姿勢で臨む考えを強調する一方「対話のドアは常に開かれておりボールは米国側にある。」と述べ再考を求めた。
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