【時流】
北朝鮮・キムケグァン第1外務次官“一方的な核放棄なら米朝会談を再考” (5月16日)
北朝鮮はきょう朝鮮中央通信を通じて、長年米国との交渉に携わってきたキムケグァン第1外務次官の談話を発表し、「一方的に核の放棄だけを強要しようとするならば、米朝首脳会談に応じるかどうか再考せざるを得ない」として、来月11日にシンガポールで開かれる予定の米朝首脳会談を取りやめる可能性を示唆して、トランプ政権を強くけん制した。
これに先立って、きょう付けの「労働新聞」は、韓国軍と米国軍が今月11日から行っている、定例の共同訓練「マックスサンダー」を非難する記事を掲載した。
この中では、訓練に、核兵器の搭載可能な米国軍のB52戦略爆撃機などが参加しているとしたうえで、「よい方向へ発展する朝鮮半島情勢の流れに逆行する意図的な軍事的挑発だ」と強く反発している。
そして、きょう予定されていた南北閣僚撃級会談を中止すると表明し、すべての責任は韓国側にあると主張した。
韓国統一省の報道官は、北朝鮮側に対話を呼びかけた。
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