【時流】
シリア・使用とされる化学兵器・米国トランプ政権“サリン・塩素ガスか”(4月15日)
米国軍はシリアの東グータ地区で今月7日、アサド政権によって化学兵器が使用されたと断定し、シリアの現地時間の14日早朝、フランス、英国の両軍とともにアサド政権の化学兵器の関連施設3か所に対して攻撃を実施した。
米国国防総省によると作戦には艦艇や潜水艦、爆撃機が参加し、105発のミサイルを発射したとしている。
米国・ワシントン、ニューヨーク、シカゴなど全米各地の20か所では攻撃に反対する人たちが集会を開きトランプ大統領に抗議の声を上げた。
今回の攻撃について米国政府の高官は電話による報道関係者への説明の中で、アサド政権が化学兵器を使用したことを示す明確で説得力のある情報があると述べた。
使用されたとする化学兵器について被害者の症状などを総合的に分析した結果、猛毒のサリンと有毒の塩素ガスだったとみていることを明らかにし、攻撃の正当性を主張した。
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