【時流】
首脳会談の動きなどめまぐるしく・北朝鮮情勢・日本は(3月30日)
北朝鮮の朝鮮中央テレビは金正恩党委員長の中国訪問を約40分間にあまり放送した。
一方、中国中央テレビでも金正恩党委員長の訪問の様子があったが、中国側が要請した金委員長が朝鮮半島の非核化に向けた意思を示したことも触れられなかった。
IOC国際オリンピック委員会・バッハ会長も北朝鮮を訪れた。
さらにパンジョンナムで開かれた会合では韓国・文在寅大統領と北朝鮮・金正恩党委員長の南北首脳会談を4月27日に行うことで合意した。
韓国側は首脳会談の議題に朝鮮半島の非核化が含まれる。
こうした動きに加えて5月末までに史上初の米朝首脳会談開催の見通し。
米国・トランプ大統領は期待感を示した。一方で日本が置き去りになるのでは与野党が懸念している。
日本国内では拉致問題を解決するためには最終的に北朝鮮との直接対話が不可欠との指摘も出ている。
日本政府としては米韓中と連携し、北朝鮮の非核化に向けた真意を把握するととも日朝首脳会談を行うことも視野に北朝鮮側と水面下の調整を進めるとみられる。
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