【時流】
元スパイ暗殺未遂・米国政府“ロシア外交官60人国外追放へ”(3月27日)
英国南部ソールズベリーで今月4日に起きたロシアの元スパイの暗殺未遂事件が起こった。
これを受けて、米国のトランプ政権は、26日、ロシアによる軍用の化学兵器の使用に対抗するとして米国国内にいるロシアの情報機関の関係者を国外に追放するとともに西部のシアトルにあるロシア総領事館を閉鎖させる措置を取ると明らかにした。
米政府高官によると、国外に追放するのは、ロシアの外交官60人。
これに合わせて、EU加盟の14か国など、ヨーロッパの各国も、一斉に、ロシアの外交官を国外追放する措置を取ると発表した。
このほか、メディアの報道によると、カナダや、ロシアの隣国ウクライナなども追放を決め、各国で100人を超えるロシアの外交官が追放される見通し。
これに対して、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「状況を分析したうえで、プーチン大統領が対抗措置について最終的な決定を下すだろう」として、なんらかの対抗措置を取る構えを示していて、欧米各国とロシアの対立がさらに深まっている。
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