【時流】
北朝鮮高位級代表団・五輪閉会式に合わせて別ルートの陸路で韓国入り(2月25日)
きょう行われるピョンチャン五輪の閉会式に合わせて北朝鮮の朝鮮労働党のキムヨンチョル副委員長をトップとする高位級代表団が、韓国に入った。
南北の融和ムードを維持するためムンジェイン政権への働きかけを強めるものとみられる。
北朝鮮は朝鮮労働党で韓国との関係を統括する統一戦線部長を務めているキム副委員長をトップとする高位級代表団を派遣した。
一行はキム副委員長など合わせて8人で、北朝鮮外務省で米国を担当する北米局のチェガンイル副局長も含まれている。
キム副委員長は2010年に起きた韓国の哨戒艦沈没事件などに深く関わったとされることから、反発する保守系の最大野党自由韓国党の議員などが抗議活動を行ったため、一行は別のルートでの移動を余儀なくされた。
代表団はあさってまでの滞在中、ムンジェイン大統領と会う予定で、米国・トランプ政権が新たな制裁措置を打ち出すなど最大限の圧力をかける中、北朝鮮としては南北の融和ムードを維持するためムン政権への働きかけを強めるものとみられる。
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