【時流】
米国・トランプ経済・期待と懸念(2月14日)
巨額投資は景気へのプラスの効果が予想されるが、景気の過熱が気になる。米国経済は緩やかな拡大を続けており、雇用環境も良好。さらなるインフラ投資で雇用拡大すれば、人手不足で賃金が上昇しインフレになることが予想される。
物価上昇による消費が減速し、景気悪化へとつながる。未然に防ぐため、FRBが政策金利を引き上げ過熱を防ぐことが必要になる。金融引き締めのペースが早まるとの観測が株価の急落につながった。
ホワイトハウスは経済の基礎的条件は非常に強いとして、先行きへの楽観的な見方を崩さない。
トランプ大統領の経済政策には、経済活性化と予測不能の2つの顔があると言われてきた。NAFTA再交渉について、大統領は離脱も辞さないと警告しているが、側近たちは「離脱すれば市場混乱も避けられない」と説得している。
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