【時流】
安倍首相“制裁強化”伝える意向(11月6日)
安倍総理大臣はきのう就任後、初めて日本を訪れているトランプ大統領を埼玉県のゴルフ場で出迎えた。そして共通の趣味であるゴルフをした。
夜には夫妻で大統領専用車に同乗。銀座のレストランに向かい夕食を共にした。
両首脳はきょうは昼食を取りながら意見を交わしたあと5度目となる日米首脳会談に臨む他、北朝鮮の拉致被害者らと面会することにしている。
一連の会談で両首脳は、北朝鮮に対する圧力を強化するため中国やロシアなどへの働きかけを強めることを確認することにしている。
そして安倍総理大臣は“北朝鮮に対する日本独自の制裁措置を強化”するため資産凍結の対象を拡大する方針をトランプ大統領に伝える意向を固めた。
さらに両首脳は“北朝鮮の核開発や中国の海洋進出など東アジアの安全保障環境が厳しさを増していること”を踏まえ、日米同盟の抑止力や対処力の強化に取り組むことで一致する見通し。
また安倍総理大臣は“インド洋から太平洋にかけての海域で法の支配と航行の自由を定着”させるため中国も含めた各国と協力していくことを確認したい考え。
一方、トランプ大統領が貿易赤字の削減を重視していることを踏まえ安倍総理大臣はアジア太平洋地域での貿易のルール作りを日米が主導する重要性を説明し経済協力のあり方などを引き続き協議するとして理解を得たい考えを示した。
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