【時流】
米国過去最悪の乱射事件・58人死亡500人以上けが(10月3日)
1日夜10時過ぎ、米国・ラスベガス中心部のホテルやカジノなどが入った建物が立ち並ぶ通りに面した場所で、野外コンサートが開かれていた。このコンサート会場と通りを隔てたホテルの32階の部屋から、人込みめがけて銃が乱射された。
当時、会場周辺には約2万人がいたとみられ、これまでに58人が死亡、515人がケガをした。地元のメディアは、米国で起きた銃乱射事件としては過去最悪だと伝えている。
これまでのところ、日本人が被害に遭ったという情報はない。銃を乱射したとみられるのは、地元に住む64歳の男。警察の突入時には既に死亡しており、自殺したとみられる。ホテルの部屋には10丁以上の銃器があり、自宅でも複数の武器が見つかった。
過激派組織IS(イスラミックステート)と繋がりのあるメディアは、事件はISによる犯行と主張した。
実行者は数か月前にイスラム教に改宗していたと伝えているが、警察は繋がりを確認できていないとしている。
事件から一夜明け、トランプ大統領はホワイトハウスの庭で黙祷し、そして事件を強く非難した。
米国ではケガをした人達を救おうと、献血への支援が広がっている。今回の事件では、ホテルの上層階から乱射されるという前代未聞の事態で、警備の難しさが露呈されている。
トランプ大統領「米国はこのような悲劇と恐怖の時に団結する」とコメント。
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