【時流】
イラン・国際社会との対話を重視(8月21日)
イラン・ロウハニ大統領は今月二期目の任期となり、イラン議会では20日ロウハニ大統領が指名した新閣僚17人を承認するか決める投票をした。
元国連大使で核開発をめぐる交渉で欧米との合意に道筋をつけたザリーフ外相、エネルギー分野で外資を受け入れを担ってきたザンギャネ石油相など多くの重要閣僚の留任が決定した。引き続き国際社会との対話を重視した布陣。ロウハニ大統領は各国との関係改善を図りながら経済の建て直しに力を入れていくと見られる。
イランが続けているミサイル開発をめぐり、米国・トランプ政権が制裁を課すなど米国との対立が外資を呼び込む上で足かせになっていて、2期目のロウハニ政権がトランプ政権とどう向き合っていくか大きな焦点となる。
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