【時流】
スパイサー報道官辞任(7月22日)
ホワイトハウスのサンダース副報道官は21日の記者会見でスパイサー報道官の辞任を発表し、トランプ大統領の声明を「スパイサー報道官が政権と国民のため働いたことに感謝している。引き続き成功するよう願っている」と読み上げた。
スパイサー報道官は来月まで政権にとどまるが、新しい報道官にサンダース副報道官が昇格することも発表された。米国メディアによると、スパイサー報道官はトランプ大統領が広報部長に投資会社創業者・スカラムッチを起用することを決めたことについて“重大な間違いだ”と反発し辞任を申し出た。
これに対しトランプ大統領は慰留したもののスパイサー報道官は応じなかったとされている。トランプ大統領はロシアとの関係をめぐる疑惑などで批判的な報道が続く中、スパイサー報道官のメディア対応に不満を募らせ交代させることを検討しているとも伝えられていた。
政権発足から半年で報道官が辞任するという異例の事態で、政権内の亀裂が露呈し混迷が深まっている。
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