【時流】
大きな成果なく米韓首脳会談終わる(7月1日)
トランプ大統領と文在寅大統領がホワイトハウスで米韓首脳会談の結果を発表し、両国は北朝鮮の核問題を最優先課題として緊密に協力していくとした。
トランプ大統領は、「米国が同盟国を防衛するため、在韓米軍の駐留費の公正な分担が必要だ」として、防衛費増額の必要性についても取り上げたが、THAAD配備については言及しなかった。
今回の韓米首脳会談では、米国から「貿易不均衡を是正すべきだ」との要求が強く出され、トランプ大統領は「韓国とのFTA(自由貿易協定)は良い協定ではなかった」と圧力をかけ、文大統領は「包括的な意味を重視する」との立場を示した。
トランプ大統領は、韓国がダンピングされた中国の鉄鋼を購入すると米国の労働者が被害にあうとして、禁止を求めた。
トランプ大統領は、文大統領からの韓国への招待を快く承諾した。会談でのトランプ大統領と文大統領との握手について、トランプ大統領は安倍首相のように堅すぎる握手に当惑したり、フランス・マクロン大統領との力比べのような握手をしたりとは異なった。
赤いネクタイを好むトランプ大統領だが、「信頼」を示す青いネクタイを着用して文大統領を迎えたほか、執務室にも招いた。トランプ大統領が「我々は、無謀で無慈悲な北朝鮮の脅威に直面している。核と弾道ミサイルへの断固たる対応が必要だ」と述べ、文大統領が「我々両首脳は、制裁と対話を活用した段階的で包括的なアプローチに基づき、北朝鮮の核問題を根本から解決することで合意した」、と述べた。
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