【時流】
FRB追加利上げか(6月14日)
FRBは13日からワシントンで金融政策を決める公開市場委員会を開き、ことし3月に続いて利上げを行うか議論している。
米国経済は、ことし初め消費の減速を背景にやや伸びが鈍化しトランプ陣営とロシアの関係をめぐる疑惑の追求も続いて経済政策の先行きが不透明になっている。
FRBは前回の会合で「米国経済の減速は一時的で緩やかに拡大しているとして間もなく追加の利上げが適切になる」との見方を示していた。
その後も経済指標は概ね堅調で市場ではFRBが今回の会合で追加の利上げを決めるという見方が大勢である。
FRBは、おととし12月、異例のゼロ金利政策を解除して利上げを始め、その後は去年12月、ことし3月と相次いで利上げを決めていて利上げのペースにも関心が集まっている。
またFRBは量的緩和策の一環で国債などを買い入れて膨らんだ資産規模を縮小し引き締めの方向で政策を見直す姿勢も示していて具体的な計画が明らかになるかも注目されている。
会合の結果は日本時間のあす午前3時に公表される。
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