【時流】
G7環境相会合開幕(6月11日)
今月初めに米国のトランプ大統領がパリ協定から脱退し、再交渉を求めることを表明して以降、初めて環境政策担当閣僚が集まる今回の会合であるが、日本時間の今日午後3時半ごろ、G7(主要7カ国)環境相会合がイタリア・ボローニャで開幕した。
日本からは山本環境相が出席し、2日間の日程で各国の代表と意見を交わす。山本環境相は米国に、パリ協定に残るよう粘り強く働き掛ける考えを示した。
米国からは、温暖化対策に批判的で協定からの脱退を支持している環境保護局長官・プルイットが出席する予定である。
協定に残るよう求めている各国にどのような姿勢を示すのか注目される。
また、最終日に出される共同宣言に「パリ協定」の重要性を示す文言がどれだけ盛り込まれるかも注目される。
トランプ大統領は「米国はパリ協定から脱退する」、山本環境相は「米国を孤立させないようにしなければ」と述べている。
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