【時流】
マティス国防長官・中国に対し強く警告する(6月3日)
シンガポールで開かれているアジア安全保障会議で演説した米国のマティス国防長官は「アジア太平洋地域で緊急で明確な脅威は北朝鮮だ。中国は北朝鮮が資産でなく負債だと認識するだろう。言葉を行動に移さなければならない」と述べ、北朝鮮は最も危険な脅威だとして中国に影響力行使を促すとともに、トランプ政権としても外交と経済の両面で圧力を強め続ける方針を示した。
また、中国が南シナ海に造成する人工島について「軍事拠点化や露骨な国際法の無視、他国の国益無視などの点で、他の国の埋め立てとは異なる」などと厳しく批判した上で、「我々は一方的で強制的な現状変更は認めない」と述べて自制を強く求め、「トランプ政権としてアジア太平洋地域の米国軍の能力を強化していく」として、この地域の安全保障に引き続き関与していく姿勢を強調した。
マティス国防長官は、中国に対し「北朝鮮問題」と「南シナ海の軍事拠点化」について強い口調で警告した。
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