【時流】
韓国新大統領・トランプ米大統領と電話会談(5月11日)
新大統領に就任した韓国の文在寅大統領は昨夜外国の首脳としては最初に米国のトランプ大統領と電話で会談し、北朝鮮による核やミサイル開発の問題解決に向けて緊密に協力することで一致した。
韓国大統領府とホワイトハウスによるとムンジェイン大統領は昨夜、トランプ大統領と電話で会談。この中でムン大統領は朝鮮半島とその周辺では不確実性が高まっており、韓国と米国の同盟関係がこれまでにも増して重要だと述べた。
これに対し、トランプ大統領は大統領当選に祝意を述べた上、「北朝鮮の核問題の解決は難しいが十分できる」と述べた。
そして両首脳は北朝鮮の核やミサイル開発問題の解決に向け、緊密に協力することで一致したという。
またトランプ大統領は文大統領に早期の米国訪問を招請し文大統領も訪米を受け入れたとしている。
文大統領はかねてから北朝鮮との対話が重要だと示していて、関係国が北朝鮮に対する圧力を強めている状況の中で融和的すぎるとの懸念が韓国内外で出ていたが、電話会談でひとまず同盟国の米国と足並みをそろえ、北朝鮮問題に向き合う姿勢を示した形となった。
先ずは、米韓首脳会談が電話で行われ、文大統領の外交政策は無難に動き出した。
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