【時流】
トランプ大統領とマスメディアの戦い(5月1日)
就任100日の節目にトランプ大統領が姿を見せたのは、東部のペンシルベニア州で、大統領選挙を勝ち抜く原動力となった、白人の労働者層が多い地域であった。
100日間の成果を強調する一方で“主要メディアが100日間を正しく評価していない”と批判を繰り返した。
同じ日の夜、首都・ワシントンで開かれたのは、大統領の出席が恒例となっているホワイトハウスの記者会主催の夕食会であったが、この夕食会は1920年から毎年開催され、大統領が出席しスピーチを披露するのが恒例となっていた。
トランプ大統領は欠席し、米国メディアによると、今回の対応は極めて異例とのことだという。
トランプ大統領は「地元の雇用が奪われることはもうない」と演説し、一方ロイター通信の記者は「報道の自由こそが民主主義を築くものとなる」と述べた。
しばらくは続くと見られる、トランプ大統領と伝統的なマスメディアとの戦いは、容易な事態ではない。
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