六本木三河台公園(その121)
1月18日、その日私は、都営地下鉄六本木1丁目から六本木通りを交差点に向けて歩いていた。...
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1月18日、その日私は、都営地下鉄六本木1丁目から六本木通りを交差点に向けて歩いていた。
交差点の近くに差し掛かると、「三河台公園自転車駐車場」という大きな看板が目に入ってきた。
よく見ると、その先に円形の自転車昇降用のエレベーターの入り口らしきブースターが見えた。
繁華街である六本木交差点付近のその場所に、なぜ児童公園のようなものがあり、更には地下形式の自転車駐車場の入り口がなぜあるのか訝しく思った。
何よりもしばらく通らない内に、こんな公園が出来たことに、しばし呆然とした。
少し無沙汰にすると、すっかり変わってしまう都心の変貌に言葉を失った。しかも六本木通りに面したその場所にである。
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新『永田町』物語(その120)
1月13日、その日私は地下鉄南北線の永田町駅に降りた。...
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1月13日、その日私は地下鉄南北線の永田町駅に降りた。
東京ガーデンテラス紀尾井町への地下道を抜けホテルオフィス棟から地上に登り少し歩くと、旧白川邸の赤坂プリンスクラッシックハウスの前に出た。
今は、レストランになっているが、確かに名前が表すシックな建造物が目立っていた。
その向こうには、以前赤プリと称された赤坂プリンスホテルの巨大な姿があったのだが、その面影を全く感じることはなかった。
この辺りの敷地全体のコンセプトデザインが変わってしまったのだと思った。
彼方を見ると、ホテルニューオータニの雄姿も視界に入ってきた。
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イルミネーション編(その119)
東京では12月になると、あちらこちらでイルミネーションが点灯し始める。この時期いろいろな場所でイルミネーションイベントが行われているが、それぞれテーマがあり、LEDの色にも工夫をこらしていて、その違いを味わうのもまた面白いので、その中のいくつかを訪ねてみた。
最初に上野恩賜公園の冬桜イルミネーションを見に行ってきた。桜の木約100本に桜色のLEDが点灯し、冬なのに夜桜見物をしているかのような錯覚に陥った。...
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東京では12月になると、あちらこちらでイルミネーションが点灯し始める。この時期いろいろな場所でイルミネーションイベントが行われているが、それぞれテーマがあり、LEDの色にも工夫をこらしていて、その違いを味わうのもまた面白いので、その中のいくつかを訪ねてみた。
最初に上野恩賜公園の冬桜イルミネーションを見に行ってきた。桜の木約100本に桜色のLEDが点灯し、冬なのに夜桜見物をしているかのような錯覚に陥った。なかなかの面白い風情だった。
次に、全国イルミネーション人気ランキング2016年度版で堂々4位につけた丸の内イルミネーション2016を挙げたい。シャンパンゴールド色に輝く街路樹は非常にエレガントで大人のイルミネーションといった表現がよく似合う。
東京ミッドタウンのイルミネーションがまた凄い。52万個の青いイルミネーションでまるで未知との遭遇のような幻想的な世界が目の前に出現する。スケールの大きさで言えば最大級である。とにかくバリエーションが豊かで、テーマが多い。
これもスケールの大きさでは、負けていない。代々木公園から公園通りまで、約250メートルのイルミネーション「青の洞窟」である。これは中目黒の伝説的なイルミネーション「青の洞窟」を再現したもので、青のLEDと独特な仕掛けによって幻想的な世界を演出している。
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すみだ北斎美術館(その118)
11月23日、その日私は、JRの両国駅を降りた。
馴染みのある国技館の横を通り、江戸博物館を素通りし、亀沢2丁目に、22日開館したばかりの「すみだ北斎美術館」に向かった。
山勘で、歩くと右側に少し目立つ公園があり、その奥に瀟洒なデザインの建物が見えた。...
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11月23日、その日私は、JRの両国駅を降りた。
馴染みのある国技館の横を通り、江戸博物館を素通りし、亀沢2丁目に、22日開館したばかりの「すみだ北斎美術館」に向かった。
山勘で、歩くと右側に少し目立つ公園があり、その奥に瀟洒なデザインの建物が見えた。
その建物に近づくと、大きな切れ目を入れた、奇抜な意匠の入り口があり、そこから中に入って行った。
4階に行くと、100年以上所在が分からなかった「隅田川両岸景色図鑑」や代表作「富嶽三十六景」等の120点が展示してあった。
私は、江戸時代に戻ったその空間で、しばし「北斎」の描く風景などを満喫した。
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永代橋を渡り越中島、月島、勝鬨橋、晴海、豊洲、そして新東京市場(その117)
8月12日、その日私は、預けてある自転車にアクションカメラを取り付けた。そして「豊洲の新市場」目指し、江戸通りに出て、明治座前を抜け、蛎殻町を経て茅場町を通り抜けた。そこから永代橋を使って、隅田川を渡った。...
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8月12日、その日私は、預けてある自転車にアクションカメラを取り付けた。そして「豊洲の新市場」目指し、江戸通りに出て、明治座前を抜け、蛎殻町を経て茅場町を通り抜けた。そこから永代橋を使って、隅田川を渡った。
永代町を通り、門前仲町の交差点から清澄通りに入り、越中島の東京海洋大学を抜けて月島、勝鬨橋を通って晴海通りから豊洲にたどり着いた。
門前仲町や越中島等の下町は、祭りの準備で神輿の準備に威を出していた。
豊洲からモノレールの下を通り、新豊洲を経て、豊洲市場前に出た。
その日、私の目的地は、11月7日に開業が予定されている「豊洲の新東京市場」の周囲がどんな様子なのか、見聞することであった。
着いてみると、そこは広大な未開発の土地といくつもの建設中の巨大な建物群であった。
馬鹿に幅広の道路が、晴海を経て、築地の市場まで伸びている。日本離れしたスケールの大きな景観であった。
「これはすごいな」とその規模の大きさに舌を巻いた。
小池都知事が「一度立ち止まって考える」と言っているが、この実情を見ると最早立ち止まっても、「中止させることは難しいのではないか」と思ってしまうほど、全てが始まってしまっていると感じた。
ある意味では、「ここから東京オリンピックへの準備が始まっている」と言ってもよい程の状況であった。
奥に見えるのが新橋・汐留のビル群で、新市場前から新虎通りに直結し、新宿まで一直線につながると思われる道路の開発に熱が籠っていた。
新東京市場周辺の開発に度肝を抜かれたまま、豊洲に引き返し、帰路に就いた。
帰りは豊洲から越中島に抜け、近回りをし、人形町を経て、出発地まで約30分で戻った。意外に近いと感じた。
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