変わり行く人形町(その136)
5月4日、その日の午前中私は、人形町の甘酒横丁を歩いていた。
すると、「欅庵」と称する洒落た看板が目に入ってきた。
新しいタイプのそば屋か酒処かと思い、よく見ると「コンドミニアム」となっているではないか。
すこし行き過ぎて、上の方を見上げると、古そうなマンションの構造が見えた。
なるほど「コンドミニアムか」と少々唸った。
連休中の珍事(その135)
5月3日、午前中にけたたましいサイレンが聞こえ、「スワ、何事か」と外に出てみると、消防車と小型のポンプ車が、既に帰り支度をしていた。
この暑い気温の中、重装備の消防隊員が集まり、何やら確認をしていた。
後から聞いた話だが、「警報機の誤探知」によるものだったようだ。
オレンジの縞雲映える夕暮れ(その134)
5月3日、その日の空模様は朝から大荒れであった。
特段大雨になったわけではないが、時折風が「ビュービュー」と唸っていた。
夕方、自宅の市川からスカイツリー方向を覗くと、空は一面オレンジ色に染まっていた。
少し雲がかかり、その所為で濃淡と光の悪戯で、見たこともないような夕暮れを演出していた。
旧岩崎邸庭園(休日版)(その133)
4月30日、その日の午後2時ごろ、私は上野駅から不忍池を突っ切って、「旧岩崎邸庭園」に入った。
ウィークデイは、最近外出が少なかった。
そこで、ゴールデンウィークを使って、横道ならぬ、散歩をしてみた。...
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4月30日、その日の午後2時ごろ、私は上野駅から不忍池を突っ切って、「旧岩崎邸庭園」に入った。
ウィークデイは、最近外出が少なかった。
そこで、ゴールデンウィークを使って、横道ならぬ、散歩をしてみた。
岩崎邸は、英国人「ジョサイア・コンドル」の設計によるものだそうだ。
特に、ルネッサンス様式の建築で、柱と床に特徴が集約されている。
中でも、私が気になったのは屋内の「ビリヤード場」であった。
入り口で手にした、パンフレットには、スイスの山小屋風の造りになっていると記述してあったが、外から見ると深い焦げ茶の建物で、入り口のドアと窓、そして屋根の形が何とも言えない趣がある建物だった。
中を覗くと、茶色の床に、少し色あせた赤い絨毯がビリヤード台の下に敷いてあり、外の光と室内のランプの光が、床に綺麗に反射していた。
あり日の貴族社会の遊びの世界が、そこに蘇ってくる。
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BSジャパンの電波が変わった(その132)
4月16日、朝6時からBSジャパンの放送電波周波数が変わった。
改めて、総務省のホームページを見るとそこに明記されていた。間もなく始まる4Kや8Kの放送に対する対策のようだ。
その日、私は朝5時ごろの電車に乗り、5時半までに会社に着いた。
それでも、4月中頃の朝は、既に陽が昇っており、辺りは充分な明るさであった。
久ぶりに、乗った早朝の車内は、驚くことに混んでいて、座る席が見当たらなかった。
「いやー、皆さん早いな」と舌を巻いた。
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