【隅田川シーズンズ】
市川と松戸の境にある大町の薔薇園に行った。帰り道には驚きの・・・(その370)
空はどんよりしていたが、すぐに雨が降って来る様子ではなかった。 色彩豊かな薔薇の花にカメラを向けながら、先週の京成バラ園と頭の中で、比較してしまった。スケールは小さいがその分、鑑賞客が少なく、カメラを回しても上手く場所を選べば、人影で邪魔されることはなかった。その割には色とりどりの綺麗な薔薇の花が、その姿を競っていた。 池の中に目をやると、サギが1羽盛んに餌を探して動いていた。鴨も一羽時折、姿を見せていた。なかなか面白い情景であった。 1時間半ほど、その情景の中に身を委ねてから、帰りは動物園に寄ってから、北総鉄道の「大町」駅に向かった。 尾瀬沼のような湿地の中を幅1メートルほどのコンクリートの細い道を1キロ半ぐらいひたすら歩いた。 尾瀬と違うのは、そのスケールと、鬱蒼とした森の中を歩くという周囲の状況の違いであった。道の両脇には黄色い菖蒲の花が咲き、森には紅葉の木が「秋の華麗な紅葉」を連想させてくれた。 「秋にもう1度来よう!」そんな思いを抱きながら、1キロ半ぐらいの道程を歩いた。 「市川にもこんなところがあったのか」と自分が住んでいる町がとても魅力的に感じた。 うれしさ半分、情けなさ半分の気持ちで、北総線の「大町駅」にたどり着き、11時38分発の上り電車で2つ先の東松戸まで行き、そこから武蔵野線に乗り換え、西船橋駅で総武線に乗り換えた。 市川駅に戻ってきたのは、12時5分頃であった。何とか雨に降られずに済んだ。 戻る |