9月21日、その日の宵、6時ごろ空を仰ぐと細い三日月があった。 次の日、秋分の日の夜には、月を愛でて団子でも食そうかと思っていた。 満月を期待し、空に月を探したが、思惑は大きく外れた。 それでも良いと、思い返し、秋深まる宵を虫の音と共にすごした。