【隅田川シーズンズ】
流行り病と異常気象の影響を感じながら「千鳥ヶ淵」「隅田公園」へ(その251)
花見客の数は、新型コロナウイルスの世界的流行の所為で、例年の半分ぐらいになっていた。 千鳥ヶ淵に到着すると、毎年の様に太い桜の木に花が、今が盛りと咲いていた。 お堀に桜が映り、風に揺れる様は、毎年鑑賞している者として、春の訪れを強く感じさせるものであった。 それにしても、千鳥ヶ淵の桜は、巨木が揃い、見事だと改めて感心した。 しかも、毎年、押すな押すなの人の波であったが、今年はスカスカの人出で快適でもあった。 例年の様には、夜のライトアップもしないようで、いささか落胆も感じたが、これはこれで良い様に思えた。 約1時間はそこにいただろうか、ジャンパーのチャックを外し、マフラーを取って、バックに入れた。少し汗ばんでいた。 九段下駅に戻り、都営地下鉄九段駅から馬喰横山駅へと移動し、浅草線へと乗り換えた。 駅名は、東日本橋駅であったが、僅か120メートル位歩いたところにその駅があった。 そこから3つ目の浅草駅で降り、スカイツリーを仰ぎながら、隅田川沿いの公園を歩くことにした。 隅田川沿いのその辺りには、時折、カモメが大きな翼を広げて飛んでいた。 その鳥が、堤防の石塀の上に止まり、何やら仲間を探している様子であった。 ここの桜の花は、まだ5分咲きで、華やかさは感じなかった。 対岸の桜は、それでもピンクに色づき、行きかう遊覧船と良い調和感を演出していた。 その日は、そこから都営線の浅草駅まで歩き、2つ目の浅草橋駅でJRに乗り換え、市川駅までの帰路に就いた。 市川駅で、時計を見たら12時半であった。 戻る |