JCCテレビすべて
特集 隅田川シーズンズ
2024年04月26日(金)
最新TV速報
【隅田川シーズンズ】
今年も凍えながら「白鳥の郷」へ(その189)

1月27日その日の朝、8時半ごろのJR総武緩行線に乗って、西船橋へ行った。
そこから、武蔵野線に乗り換え、東松戸まで行き、今度は北総線に乗り換え、印旛日本医大駅で降車した。
驚いたのは、その間、乗り継ぎがうまくゆき、たった30分の所要時間であった。

昨年の経験もあり、千葉ニュータウン駅で、予めタクシーを呼んでおいたので、印旛日本医大駅に着くと、直ぐに「白鳥の郷」に行くことができた。
もっとも近い鉄道の駅は、JR成田線の小林という駅であるが、電車の本数などの関係から、このルートを選んだ。

田圃の中を、車は曲がりくねりながら走り、しばらくして30台ほどの車が連なっている場所に到着した。
そこで降りて、細い道を歩くと、「クック」という白鳥の鳴き声が聞こえてきた。

白いテントが張ってあり、その辺りに人影が作られていた。
白鳥は、朝方飛び立ち、午後3時ごろに帰ってくると、ツイッターなどに書かれていたので、9時を過ぎたその頃は、どんな様子になっているか、内心心配だったが、昨年通り沢山の白鳥が群れを成していた。




何のへんてつもない、水が張ってあるだけの田圃に、なぜこれだけの数の「白鳥」が群れているのか、疑問であったが、漏れ聞こえてくる話では、「白鳥の餌付け」と「底の浅い貯水」がどうも秘訣であるようだった。


それにしても、その日は真っ青に晴れた青空へ、白鳥がなかなか飛び立とうとしなかった。
折角の青空に白い羽を羽ばたかせてくれなくては、絵にはならない。



率直に言って、湖で餌をついばんでる白鳥よりも、そこから飛び立ち、青空を舞う姿の方が、優雅な感じがする。
それでも、何羽かは、首を突き出して、空に飛んで行った。
また、空から滑空して、湖に着水するものもいた。


それにしても、今年は一緒に餌をついばんでいる、鴨の数が激変していた。
数えるほどしか見当たらなかった。
これも漏れ聞こえてくる、地元の人たちの声であったが、「鴨に餌をとられてしまうので、餌を巻く時間を少し遅らせた」のだそうだ。
なるほど、いろいろと工夫して、経済的効率を図っているのだなと内心思った。

この白鳥の湖は不思議な感じを呼び起こさせる。
たまに空を見上げても、まず白鳥が飛んでる姿を見たことがない。
なのに、この郷では、こんなにも多くの白鳥が集まっている。


たった2つのこと、即ち、「餌付け」と「浅い湖」だけでこんな奇跡が起こるのだろうか。大体この地が冬の白鳥のたまり場としてどうして選ばれたのか、そんなことを考えながら、その日の帰路に就いていた。
市川駅に着いたのは、11時頃であった。北風の冷たい冬の午前中であった。



戻る
ランキング 注目パーソン
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 季節を楽しもう
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
人気ランキング