【隅田川シーズンズ】
深まる秋を訪ねて「小石川後楽園」へ(その177) 11月4日、その日の朝9時頃、JR市川駅から総武緩行線に乗って、飯田橋駅まで行った。
枯れ木に遊ぶ、カラスさえ、何か秋の装いを感じさせた。 今年の11月は、例年に比べて、暖く感じるが、それでも自然の多いこの辺りの景色は、充分秋の訪れを感じさせてくれた。 池に目をやると、カルガモ達が連れ立って、思い思いに遊んでる姿が目に楽しく感じた。 動画を撮りながら、木立の中を歩いて行くと、少し紅葉した葉っぱと落葉した葉っぱから、充分に秋の訪れを感じ取れた。 少し目を移すと、小川の水も冷たそうに見え、秋の静寂を感じさせてくれた。 少し木立の中を登ってゆくと、その影が濃くなってゆくことに気が付いた。 こうして秋は、更に進み、全面的な紅葉から、冬に入ってゆくのだという季節感が感じられた。 こうした進みゆく秋は、毎年経験しているとしても、その都度、なんとも言えない感覚が襲ってくるものだと思った。 大都会の一角にある、この公園で、江戸時代の水戸徳川家の主などが、どんな思いで散策したのかと想像すると、ひらりと落ちてくる一枚の枯葉にも趣が出てくる。 大方の散歩道を回り、その日は、その公園を後にした。出口付近では、何人ものボランティアのガイドさんが、大勢の訪問客に、盛んに蘊蓄を傾けていた。 空は曇り、帰りに道では、頬に雨粒があたってきた。 その日は、そのまま帰らず、水道橋駅から豊洲に向かった。 「営業マン横道日記」:新豊洲に「チームLab」を味わいに行った(その178)(2018年11月4日) 戻る |