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特集 隅田川シーズンズ
2024年04月17日(水)
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【隅田川シーズンズ】
再び堀切菖蒲園へ、紫と白の優雅さに心が解けてしまう(その155)


6月3日、その日は浅草橋に小用があり、都営浅草線から京成青戸に出て、堀切菖蒲園駅で下車した。
菖蒲園に着いたのは、11時少し前であった。

もう既に、大勢の来場者で入り口から、大混雑していた。その日は菖蒲園祭りのイベントがあるそうで、消防車も待機していた。

中に入ると、紫を基調に白や薄紫など色とりどりの菖蒲の花が一面に咲き誇っていた。


空は、真っ青に晴れ渡り、白い千切れ雲が浮かんでいた。
6月とは思えない、日差しの強い気候であった。


最近は、言葉から推測するに、外国人である人々が大勢集まっている。
外国人でも、日本人が愛する、紫を基調とする「花の世界」の良さがわかるとみえて、盛んに歓声を上げ、スマホを向けていた。




ここの菖蒲は、花輪の大きさや色の鮮やかさでは、比類がない程艶やかで、華やかであった。



湿気の多い、季節に咲き、心を和ませてくれる救いの花でもある。

一つの花に注目すると、花芯が真紫で、外側に黄色の花弁があり、外に向かって薄紫の大きな花びらが開き、その中に外に向かって濃い紫の襞が広がっていた。

先へゆくと大きな花びらの先が、微妙にカールしていた。下の方を見ると、青々とした茎がそうした、艶やかな花を支えていた。


この白と紫の世界は、和様に良く似合い、灯篭や水の流れに調和していた。煌びやかな派手さはないが、慎み深い中にそこはかとなく優雅さを秘めたその佇まいは、まさに日本人の美意識にぴったり符合するものなのかも知れない。

今年はまだ、梅雨入りの宣言が出ておらず、この晴天の中に咲き誇る菖蒲の花々であるが、青い空に浮かぶ白い千切れ雲にも、良く似合っていた。



それほどの広さもない、その菖蒲園を後にし、その日は、堀切菖蒲園の駅から日暮里駅に出た。手元のウォッチを見ると27℃であった。
時計は、12時を回ったところであった。







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