【隅田川シーズンズ】
季節は「牡丹」、上野東照宮、そして茂原牡丹園へ足を運ぶ(その148) 4月21日、その日はJR上野駅を出て、動物園の横にある「上野東照宮」へ牡丹の花の鑑賞に行った。
翌日の22日、朝7時半ごろのJR快速線に乗り、市川から船橋駅まで行き、特急「潮風」に乗り継ぎ、約1時間で「茂原」駅に到着した。 そこからタクシーに乗り、15分ほどすると「茂原牡丹園」の入り口に着いた。房総の田園の真っただ中に突如として花の丘が出現した様子だった。 まだ、8時半頃であるにもかかわらず、その園は人込みで活気づいていた。 中に入ると、大輪の牡丹の花が一輪づつ、豪華に咲いていた。 この園では、古民家を残し、洞穴も残し、裏山に通じる山道にも花を配し、歴史を感じさせる造りとなっていた。 ここでも、色鮮やかな牡丹の大輪が、それぞれの個性を充分に主張していた。 特に、赤い牡丹の集団は、迫力が違っていた。その場所には、休憩を挟んで2度にわたって足を向けた。 僅か、1時間の時差ではあったが、後から行くと、その真っ赤な花びらが、更に開いているのがはっきり分かった。 「それにしても凄い迫力だな」と思わず、動画としてスマホに収めた。文章や写真では表現が難しいが、動画であれば何とか表現ができるのかなと思った。 色の好みは別としても、その集団は特に印象的な美しさであった。 法被を着た植木職人さんが大勢いたので、その手入れの難しさも感じることができた。 その頃になると、辺りの気温は真夏を思わせるほど上昇していた。 2回ほどその園を回り、外に出ると、田圃風景が広がり、最早艶やかな牡丹の花を想像することは難しかった。 額に滲む汗を拭いながら、その日は帰途に就いた。 戻る |