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１０月８日、その日の朝は、事前の天気予報に反して、空には一面の雲がかかっていた。
８時４５分頃ＪＲ市川駅から総武緩行線に乗り、お茶の水駅で中央線に乗り換えて、八王子駅を目指した。

八王子駅に着いたのは１０時少し過ぎた頃だった。
南口に降りると、富士森公園に行く無料のシャトルがあると、看板を掲げた人が案内をしてくれた。

その案内に従い、駅から少し歩くと、そのバスが待っていた。乗り込むと、５分ぐらいの間隔で発車した。

１０分ぐらい乗っただろうか、お目当ての公園に到着した。
公園の入り口には、既に綺麗な花壇があり、その奥に期待が膨らんだ。


驚いたのは、入り口で「全国都市緑化　はちおうじフェア」という花壇の上にかぶせた看板を撮っていると、ボランティアの女子高生が飛んできて「写真を撮りましょうか」と声をかけてきた。「そう言えば、この辺りは学校が多い町だったな」と私は一人呟いた。
それにしても、これまでいろいろな公園に行ったが、ここまでボランティアが組織化されているところは、どこにもなかった。

中に入ると、ダリヤや茶色の秋桜から始まり、色とりどりのペチュニアが綺麗に整備され咲き誇っていた。






少し奥に入ると、コスモスが群生しているエリアがあった。



このころになると、空は快晴になり、少し暑さを感じるほどであった。
青い空にピンクのコスモス、そして真っ白い雲が絵の様にかかっている。



足元には、外来種と思われる様々な草花が、綺麗に咲いていた。

その蜜を吸うためか、蝶々が時折、花弁に止まっていた。
赤、黄、白、青、それに深い色をした花々が、一面に咲いていた。



入り口の看板にあったように、全国都市緑化運動の最中なので、次に開催される、奈良県のプロモーションがコンクリート上の舞台で始まっていた。

２時間ほど、撮影を楽しみまた、シャトルバスに乗り、八王子駅に向かった。

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