プラタナス並木に訪れる秋の気配・新宿御苑(その230)
11月3日、朝8時半頃、JR市川駅から総武緩行線で、千駄ヶ谷駅まで行った。...
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11月3日、朝8時半頃、JR市川駅から総武緩行線で、千駄ヶ谷駅まで行った。
それほど寒さは感じなかったが、薄いジャンパーを羽織っていた。
千駄ヶ谷駅は、東京オリンピックを前にして、駅の改良工事が佳境に入っていた。
目の前にある新国立競技場は、マラソンと競歩のメイン会場であったが、先週急遽札幌に変更された。
5分ほど歩くと、新宿御苑の千駄ヶ谷門に着き、そこから中に入ると、シーンと静まった秋の気配を感じた。
昨年来た時には、プラタナス並木の紅葉が、既に終わっていたので、今年は少し早目に来てみた。
プラタナス並木に直接行く道は、通行止めになっていたので、中道を通って行くことにした。
中を歩くと、まだ9時過ぎというのに、かなりの客が入っていた。
外観からすると、外国人の方が多いような感じがした。
薔薇園側から、プラタナス並木に歩いて行くと、並木道は一面プラタナスの落葉で埋まっていた。
この公園の素晴らしいところは、並木道の下だけ、落ち葉を残し、その他のところは落ち葉を綺麗に取り去っていることであった。
残されたプラタナスの落ち葉から、強烈に秋を感じた。
プラタナスの木の紅葉はまさに盛りで、黄色に染まって、葉が落ちるところだった。
落葉が、絨毯の様に前方にと広がっている。
たまに通る人が、ベンチに座ったり、家族で戯れたりしていた。
そうした光景が、広く長い並木道の向こうに影絵のように見えた。
暫らく、プラタナス並木で、秋の情景を楽しみ、それから薔薇園で花を観賞し、歩きながら紅葉をビデオカメラに収めた。
行き交う人々は、御苑の秋を満喫しているように見えた。
2時間ほど、その感触を楽しみ、入ってきた千駄ヶ谷門に向かい、その日の散歩を終えた。
その頃には、一面曇りだった空にも、青空が見える程になっていた。
帰途に就くと、また工事中の千駄ヶ谷駅に戻り、そのまま市川駅まで緩行線に乗った。
電車の中では、深まって行く秋を味わい、来週の予定を頭の中で思い描いていた。
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昭和記念公園でケイトウの花、秋桜を鑑賞し、立川駅から帰える(その229)
10月27日、その日の朝8時34分に、JR市川駅から総武緩行線に乗って、お茶の水駅で乗り換え西立川駅で下車し、駅直結の昭和公園入り口に入った。...
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10月27日、その日の朝8時34分に、JR市川駅から総武緩行線に乗って、お茶の水駅で乗り換え西立川駅で下車し、駅直結の昭和公園入り口に入った。
時計を見ると、9時40分頃であった。空を見ると鉛色であった。
その日の入場料は無料であった為か、入り口は混雑せず、スイスイと中に入ってゆくことができた。
入り口辺りの園内バス乗り場で、今日お目当ての「秋桜畑」での咲き具合を聞くと、期待が持てない状態であることが分かり、急遽撮影場所を変えた。
この公園の広さが、それを可能にした。
歩いてバーベキュー広場まで行くと、向かい側の丘にケイトウの花が群なっていた。
今まで見たことのないような大規模のケイトウ畑であった。色も赤、ピンク、黄色等カラフルであった。
暫らく、ケイトウの花をビデオカメラで撮影し、春の時期に桜とチューリップの花が綺麗に咲いていた辺りを歩いた。
小川を渡ると、秋桜畑が見えてきた。
種類からするとキバナコスモスに近い種類に思えたが、中には真っ白な花弁を有する花々等、少し異なった種類の花が咲き乱れていた。
特に、白いコスモスは、華麗な美しさを放ち、際立っていた。
撮影中も様々な人々が、後ろを通って行ったが、その口々からも賛美の言葉がもれていた。
所謂、薄紫のコスモスの花も目に入ってきたが、既にその盛りは過ぎてしまっていた。
その頃になると、青い空が顔を出し、やがて真っ青な雲の中に、白い箒雲が空一面に描かれていた。
そうなると、秋空の中、秋桜もいよいよ輝き出し、その季節を満喫することができた。
花を愛する人々も、ますます明るくなり、会話も弾んでいた。
一通り、コスモス畑での撮影を終わり、帰り道にもう一度、ケイトウの花畑を眺め、出口へと向かった。
その日は、当初予定していた「秋桜畑」での鑑賞はできず残念であったが、思いがけずケイトウの花のカラフルさに心が弾んだ。
帰り道に、JR立川駅まで歩くことにし、銀杏並木を楽しんだ。
立川駅は、巨大な駅で、行けども行けどもなかなか目的のJRの駅には着かなかった。
やっと到着した立川駅から、中央線に乗って、市川駅まで帰った。
その頃には、ジャンパーコートを脱ぎ、長袖のTシャツだけになっていた。
時計を見ると、午後1時頃であった。
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台風で傷ついた、秋バラを求めて京成バラ園に(その228)
10月20日、その日の朝7時過ぎにJR市川駅から総武緩行線に乗り、西船橋駅まで行き、そこで東葉高速鉄道に乗り換え、八千代緑が丘まで行った。...
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10月20日、その日の朝7時過ぎにJR市川駅から総武緩行線に乗り、西船橋駅まで行き、そこで東葉高速鉄道に乗り換え、八千代緑が丘まで行った。
そこから歩いて、20分ほどの「京成バラ園」で秋薔薇の鑑賞をした。
重っ苦しい曇り空であった。
7時40分頃、その園に入ってみると、もう一つ華やかさが足りない雰囲気であった。
秋薔薇のせいか、台風19号の影響か、曇り空のせいかと考えてはみたが、答ははっきりしなかった。
それでも、赤白、ピンク等々の薔薇の花は、それなりに豪華に咲き競っていた。
早朝の所為か、人影がまばらであったので、ビデオ撮影の為に、三脚を立てるスペースは十二分にあった。
花園の真ん中に入って、陣取りゆっくりと撮影できた。
だが、やはり青空は欲しかった。
華やかな薔薇のただずまいには、背景に青空が似合うと感じた。
良く整備され、通路に花びらなどは散り乱れてはいなかったが、花弁が損傷している薔薇を見ると、台風の影響を感じざるをえなかった。
歩く人々は、それぞれ薔薇の花に思いを寄せていると見えた。
スマホで写真を撮りながら、それぞれの蘊蓄を語っていた。
あるカップルは、お互いの距離を近づける会話をしたり、浪花弁で漫才風のやり取りを軽妙に交わしたり、夫々の空間を作っていた。
ここの薔薇の種類は、驚くほど多く、とても覚えきれない。
色の数も、類型化することはできても、正確には把握できない。
白い花弁の周りにピンクの淵が綺麗に形どっているいるものや、様々な色が微妙に混じっているものなど、この園の交配の技術の高さが感じられた。
スピーカーでは盛んに、コーディネーターの鑑賞ツアーがあることを告げていた。
2時間ほど、撮影をして、その日は引き上げることにした。
駅まで歩く間は、薔薇の香りの余韻を楽しみ、薔薇の思い出にふけった。
その日は、そのまま帰路に就いた。
空は相変わらず、どんよりしていた。
長袖のTシャツにパーカーを羽織っていた。
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