更に紅葉を求めて荻窪の「大田黒公園」に行った(その236)
12月15日、その日の朝8時半頃、総武緩行線に乗り、お茶の水駅で、中央線に乗り換え、荻窪駅まで行った。...
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12月15日、その日の朝8時半頃、総武緩行線に乗り、お茶の水駅で、中央線に乗り換え、荻窪駅まで行った。
荻窪駅の南口出口から、歩いて10分余りのところにある「大田黒公園」を目指した。
その日は12月中旬というのに、それほど寒さを感じず、青い空には雲がかかっていた。
その公園の正門から中に入ると、綺麗な銀杏並木が長く続いていた。
その並木から木戸の中に入ると、そこには紅葉した木々の世界が庭園の中に展開されていた。
置き石に足を運び、小川を渡ると、瀟洒な展望小屋が目に入り、そのに陣取って、動画の撮影を開始した。
目の前には、池があり、沢山の枯れ葉が水に浮き、良く見ると驚くほど大きな錦鯉が泳いでいた。
その池には、カルガモの親子も水面を泳ぎ楽しんでいた。ひょっと向かいの木を見ると大きな烏が枝に止まっていた。
庭園の中央には、枯葉を丁寧に箒で集めている管理人風の人影が、絶えず動いていた。
場所を動いて小屋の反対側に行くと、風が少し吹いてきて、紅葉したもみじが揺れていた。
かって、この公園の主であった方の書斎風の建物があり、贅を凝らした雰囲気が伝わってきた。
中央の庭をぐるっと巡ると、沢山の枯れ葉が落ちており、晩秋の気配を感じた。
風がすこし強くなり、落ち葉の落ちる数も多くなったように感じた。
1時間と少しその場にいて、出口に通じる銀杏の並木を歩くと、足元に落ちている銀杏の落ち葉にもみじなど赤い葉が混ざり、綺麗な彩を感じさせた。
出口を出ると、荻窪の駅に向かいその日の帰途に就いた。
丈の長いダウンコートを着ていたので、寒さはそれほど感じずに済んだ。
荻窪駅から市川に着いたのは、11時55分頃であった。車中で「今年の紅葉の季節もそろそろ終わりかな」と少し寂しい感じに包まれた。
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江戸川・紅葉燃える「殿ヶ谷戸庭園」(その235)
12月8日、その日の朝、8時半ごろJR市川駅から総武緩行線に乗って、お茶の水駅で中央線に乗り換え、国分寺駅まで行った。...
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12月8日、その日の朝、8時半ごろJR市川駅から総武緩行線に乗って、お茶の水駅で中央線に乗り換え、国分寺駅まで行った。
駅から数分で、目当ての「殿ヶ谷戸庭園」の入り口に着いた。
青空が広がり、ところどころに白い雲が浮かんでいたが、ダウンコートを着ていたので、寒さはそれほど感じなかった。
園の中に入ると早速、紅葉したもみじの木々が迎えてくれた。
その情景を一目見ただけで、その庭園を選択してよかったと安堵の念がよぎった。
団体客をやり過ごして、紅葉したもみじの有様をじっくりと味わった。
今秋、出会った紅葉の中でも、コンパクトであるが、密度が高いと感じた。
丘があり、小さな滝があり、池があり、紅葉を巡る舞台がそろっていた。
カメラを持つ人々も、スマホだけではなく一眼レフを構える人が多かった。
その人々が、足を止め盛んにシャッターを切っていた。
しかも、留まっている時間が、結構長いことに気が付いた。
子供たちも、先生に連れられて集団で写生をしていたり、他では見られない光景が目についた。
休憩所があり、そこから見下ろすと、赤く燃える紅葉が、一面に広がった。
しかも、赤だけでは無く、茶色や焦げ茶、黄色、黄土色、というように色彩が豊富であった。
結構山谷があり、歩くのに注意が必要ではあったが、その分、高低差が出来、「秋の紅葉」は余計楽しめた。
一周回って見ると、1時間半ほどかかり、朝の散歩にはぴったりであった。
11時を少し回ったので、帰り支度をし、その庭園を後にした。
国分寺駅に着くと、西武鉄道とも交差して、かなり大きな駅であることに気が付いた。
丁度良く、特別快速「東京」行きが来たので、その電車に飛び乗り、その日は帰途に就いた。
市川駅に着き、時計を見ると、12時を少し回った頃であった。
中に着ていたTシャツが、汗に滲んだ感触であった。
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「もみじ」の紅葉を求めて、本土寺へ(その234)
12月1日、その日の朝、8時40分頃にJR市川駅から総武緩行線に乗って、西船橋駅まで行き、武蔵野線に乗り換え、更に新松戸駅で千代田線へ乗り換え、隣の北小金駅で降りた。...
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12月1日、その日の朝、8時40分頃にJR市川駅から総武緩行線に乗って、西船橋駅まで行き、武蔵野線に乗り換え、更に新松戸駅で千代田線へ乗り換え、隣の北小金駅で降りた。
空には、白い雲が湧いていたが、秋らしい青空だった。
北小金駅から10分ほど参道を歩くと、本土寺の正門が見えてきた。
昨年も来たが、その時は素晴らしい紅葉であった。それに比較すると少し寂しように感じた。
それでも、門の横のもみじは、そこそこの紅葉になっていた。
中に入ると、5重の塔辺りは、落胆を隠せないほどの紅葉であった。
それでも、中に入ると、木々の紅葉が少しずつ色ずいていた。
奥の池や滝がある周辺に辿り着くと、もみじの色合いが赤く、紅葉が進んででいた。
「もみじ」だけではなく、銀杏などの木々もすっかり紅葉し、綺麗な秋の様相になっていた。
通り過ぎる人々は、みんな、その季節の美しさを満喫し、満足そうであった。
「もみじ」を良く見ると、虫に食われたような穴が空いているものも少なからず目についた。
それでも、少し遠くから見れば、気が付くほどではなかった。
今年は台風19号などに見舞われ、太平洋から潮風がここにも届き、加えて暖秋だったことから、異変があったものと感じられた。
それでも、秋の美しさを求め続けてきた私の眼には、今、秋一番の紅葉のタイミングを得たような感じがした。
兎に角、もみじの数が多く、紅葉の度合いも深く、やっと綺麗な紅葉に出会えたような気がした。
7、8百年の古から、育まれてきた景色に感謝と伴に憧憬の感情を禁じ得なかった。
今年も何とか、「日本の秋の美しさ」に巡り合えて、良かったと深く感じた。
暫らくビデオの撮影をし、出口の方向に歩きだした。
ここの出口は、入り口から一周して同じ山門に帰ってくるので、その辺りでもう一度、撮影をした。
山門を出ると、そのまま帰途に就き、同じルートで、市川駅まで戻った。
ホームで時計を見ると、12時5分前頃であった。
ダウンコートの下に、毛糸の厚いセーターを着こんでいたので、寒さは感じなかった。
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